■概要
消費税は、お客様から預かった消費税と自社が支払った消費税との差額を国に収める税金です。

ですから、納税負担は理論上ではありません。

しかし、1円未満の端数が累積すると計算の仕方によっては、預かっていない消費税を納めることとなります。

税理士によっては、お客様から預かっていない切り捨てられた端数についても納税する計算をしている方もいらっしゃいます。5%から8%、10%と消費税の負担は重くなっていきます。消費税について自社が自腹をきることの無いよう計算について注意することが大事です。

■詳細


『内税レジ』の消費税計算
 消費税の『総額表示義務の特例』により、H29.3.31までは『税抜価格』表示ができることとなりました。この措置に伴い、総額表示制度導入(H16)以来、見ることが少なくなった外税レジのレシートが増えるかもしれません。総額表示導入の際に切替えた内税レジのレシートは次のようなものです。
【設例】現在の消費税率5%で税込単価115円(本体110円、消費税5円)を3個販売。

●サンプルレシート
 3 × 115単 
   カップラーメン  345  
 合  計 ¥345
(内消費税等 ¥16) 
 この設例の『価格表示』(値札)は、本体価格110円に、110円×5%=5.5円の端数を切捨てた5円の消費税相当額を加えた税込115円(総額表示)としましたが、レシートの消費税計算は5円×3個=15円ではなく、『代金決済(一領収単位)』ごとに345円×5/105=16.42→16円となります。110円×3個=330円と思っていた税抜売上は、345円-税16円=329円となってしまう訳です。そのため『価格表示』の段階では5.5円を6円と切上げる店(売価116)もあれば、5円のまま損の部分は持出しの店もあり、それぞれの考え方で対応していました。

『外税レジ』の消費税計算
 『総額表示義務の特例』を適用した場合の外税レジのレシートではこうなります。
●サンプルレシート
 3 × 110単 
   カップラーメン  330  
 小  計 ¥330
 消費税等5% ¥16
合  計  \346  
税抜価格で表示した値札110円の品物3個を顧客に販売した―というイメージです。
この場合の内税レジと違いは、合計が346円という点です。店側の立場で言えば『こころおきなく1円を請求できる』ことになります(税抜売上は330円となります)。

外税レジ方式による端数処理計算の特例
 また『総額表示義務の特例措置』導入で、外税レジの『端数処理』の計算も復活しました。レシート毎の消費税額(端数処理後)を足し込んで申告できます(積上計算)。