■概要

ブックオフなどの古書店に行くと、携帯で古本の価格を調査している人を見つけます。いわゆる「せどらー」と呼ばれている人たちです。せどりでは、一部の学習参考書などプレミア価格のものを格安で見つけることができれば大きく儲けることができますが、配送の手間や価格競争で薄利多売で儲けを出すのが難しいのが現状です。また、注意点としては仕入れても売れなければ経費にはなりませんので、売上より仕入れが多く、手元にお金が無くても利益が発生して思わぬ税金の支払が発生することになりますので、ご注意ください。

 

■詳細

  • 「せどり」って何?

「せどり(「競取り(糶取り)」、または「背取り」とは、『同業者の中間に立って品物を取り次ぎ、その手数料を取ること。また、それを業とする人(三省堂 大辞林より)』現在この「せどり」がインターネットで副業として広まっております。具体的には、ブックオフ等の古書店で、安く仕入れた古書を、アマゾンやヤフーオークションで利益を乗せて販売すると言うものです。古書に限らず、CDやDVDやゲームソフトもその対象となっております。

 

  • ネット上では花盛り

インターネットで「せどり」を検索すると、片手間で儲かると言った誘いの文句や入門の手引きと言った「せどり」を副業とする人を対象とした様々な商品が、目白押しです。しかし実際は、古書を仕入、インターネット上に出品し、同業者の動向を見て販売価格を改定し、販売できたら梱包し出荷すると言う一連の手続きは、かなり手間と時間がかかるようです。

 

  • 「せどり」収入の確定申告は

一般にサラリーマンの副業としておこなっている場合は、「せどり」による所得(収入から経費を引いた利益)が20 万円を超える場合は確定申告義務が生じます。この場合の申告方法は、事業所得とするか、雑所得とするかで、その取り扱いが違います。

 

  • 事業所得として申告するには

開業届けを事業開始から1 ヶ月以内に所轄の税務署長に届ける必要があります。事業所得の場合は、赤字であれば、赤字を給与等の他の所得から控除できます。同時に青色申告届けも提出しておけば、利益が出た場合に青色申告控除(10 万円又は65 万円)も受けられます。しかし、制度会計に則った帳簿の作成が必要です。

 

  • 雑所得の場合は

事業所得のような手間はかかりませんが、赤字の場合は、所得は0 とみなされます。また青色申告は出来ませんので、当然青色申告控除もありません。開業届けを出して、事業所得として申告したとしても、実態が事業でないと認定されると、雑所得となります。その基準は明確ではありませんが、サラリーマンの副業は雑所得と言うのが、税務署の一般的な見解です。ご留意下さい。

 

 

※このコラムは投稿時の税制等に基づいて作成しております。記載内容には十分な注意をしておりますが、最終的な判断は各専門家への相談をしてください。弊社への相談なしにとられた行動につきましては一切の責任を負いませんのでご了承ください。